春らしい陽気が続くこの頃ですが、環境の変化によるストレス、自律神経の乱れ、花粉症など、病院に行くほどではないけれども、様々な不調を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


自然との調和・病気の予防を重視する東洋医学では、季節ごとに起こりやすい不調を予防し、次の季節に向けて体調を整えるために、季節に合わせた「養生(ようじょう)」を行います。


今回は「春を健やかに過ごすための養生法」についてご紹介します。



⒈春に乱れやすい「肝」の養生が大切

春は解毒・排泄・血流・自律神経などに関わる「肝」に負担がかかりやすい時期。

(西洋医学的な「肝臓」も含みますが、東洋医学ではもっと広く働きなども含んで「肝」と表現します。)


「肝」に負担がかかり上手く働かなくなると、

・精神的なイライラ、ストレス

・めまい

・頭痛

・目の充血、目のピクピク

・自律神経失調症

・血圧の上昇

・熟睡できない

・生理痛、生理不順

などの不調が起こりやすくなるとも言われています。


・緑黄色野菜や青魚などの「緑」「青」の食材

・柑橘類、酢、梅などの「酸味」の食材

・ウコン、菊花、なつめ、田七人参などの薬膳素材

・肉や脂肪の多い食事を控え目にしたり、サッパリした味付けを心がける

などは「肝」のサポートに良いと言われているため、ぜひこの時期取り入れてみてはいかがでしょうか?





⒉陽気を養う生活を心がける
漢方では「春は補陽」と言って、陽気を補うことで、外部から侵入する病気の原因から身を守る作用があると考えられています。
・早寝早起きを心がける
・胃腸に負担をかけない(腹7分目やよく噛んで食事することが大切)

・胃腸の機能をサポートしてくれる、なつめ、山芋、さつまいも、かぼちゃ、はちみつなどの「甘味」「黄色」の食材、発酵食品などの食材を取り入れる

・補中益気湯、玉屏風散(衛益顆粒)などの気を補う漢方薬を取り入れる(「気」を補うことで、風邪から身を守るバリア機能を高めると考えられるため、花粉症対策としても有効です!)



⒊体の冷えに要注意!

春は気温差が大きい為、暖かくなったからといって急に薄着になると、寒の戻りがあった時に体が冷えて、血流が悪化し、体内の様々な不調の原因となってしまうので、油断大敵です。


首、足首、手首、腹回りは体の中でも特に冷えやすい場所なので、温度調節しやすいようにカーディガンやストールなどを持ち歩くようにしたり、上半身は薄着でも下半身・足元が冷えないようにしたり、シャワーで済ませずになるべく湯船に浸かるように心がけましょう。



漢方というと、漢方薬を飲むことをイメージされる方も多いかもしれませんが、「一に養生、二に漢方」とも言われ、まずは生活の土台を整える養生を行うことが大切です。




ぜひ春を健やかに過ごすために、皆さんの参考になれば幸いです!


「春の養生」についてより詳しく知りたい方は、私が最近立ち上げたホリスティック・ウェルネスメディア「Holistic Life Magazine」の方でも解説しているので、ぜひご覧下さい♪