こんにちは!
SNSのマーケティングを行っているTsuzucleです。

私たちはインスタグラムの運用を通じて商品・サービスの魅力を伝えたり、マーケティング活動を行っています。
その中で知った、ビジネスにインスタグラムを活用する魅力をご紹介します!

今回は前回の内容の続きとして、多様化するインスタグラムの機能とその強みについてご紹介します。


「最近機能が増えていてよくわからない…」

「どの機能を使うべきかよくわからない」

とお考えの方も多いのではないでしょうか?

確かに、インスタグラムの機能はどんどん追加されています。
この機能に対してどれだけ早く対応できるかが、

ビジネスの勝敗の分かれ目といっても過言ではありません。


インスタグラムをビジネスで運用するにあたって

最新の機能に常にキャッチアップすることは不可欠です。

たくさんのアカウントを設立、拡大させてきた実績があるからこそ知っている、様々な知識を特別にご紹介します!

実際に運用した際の効果測定の結果も合わせてご覧ください!



✔︎ 攻略すれば絶大なる広告効果!投稿機能


インスタグラムの王道機能で、アルゴリズムや細かな修正は重ねているものの、インスタグラム開始当初から続いているものになります。

◎webメディアからの移行
投稿機能の強みといえば、なんと言っても最大10枚の画像や動画を手軽に見れることです。

みなさんはこのような投稿を見たことありませんか?

最近、このような写真と文字を組み合わせた投稿が増えてきているのです。

普通の写真と比べて、情報量が高く、スライドをさせてついつい読みたくなってしまうんです。

今までは自分からweb検索で情報を取りにいかなければならなかったのですが、こちらから情報を得ようとせずともレコメンドされ、簡単に情報が入ってくるというのがインスタグラムが発達する中で出てきた特徴です。

上のグラフからもわかるように、最近の人々はSNSを費やす時間が最も多いです。
そして、年々SNSが占める割合は多くなっているとも言われています。

このようなトレンドがあるからこそ、webサイトを作って広告を出すよりも、インスタグラムで投稿をすることの方が多くの人に見てもらえる可能性が高く、多くの企業がインスタグラムを取り入れようとする理由なのです。

どのようにしたらい多くの人にリーチできるようなアカウントになれるかを次から紹介していきます。


◎独自のアルゴリズムによるレコメンド機能
インスタグラムの特徴として、個人の好みを機械学習していき、そこから分かったものをおすすめを勝手にレコメンドしてくれる機能があります。

このアルゴリズムにはまった投稿を出せると、多くの人にリーチすることができるのです。

だからこそ新規フォロワーの流入の窓口となるインスタグラムのレコメンド機能を攻略することがアカウントを成長させる上での鍵になるのです。


攻略すべきは人気投稿と発見タブです。この2つをそれぞれ見ていきましょう。

・ハッシュタグ検索の人気投稿
インスタグラムの投稿は適切なハッシュタグをつけることでフォロワー以外のユーザーにも簡単にアクセスすることができます。

ハッシュタグをつけたときに、人気投稿の上位9つぐらいまでに載ると、フォロワー以外のユーザーの目に止まりやすくなります。

大規模なアカウントがやはり多めですが、小規模なアカウントもかなりあります。

人気投稿に載ることを目指していくことが重要になってきます。


効果的なハッシュタグについて知りたい方は↓

https://hondalab.jp/blogs/b5172909d14e


・一番大事!発見タブ
投稿において、リーチを獲得することができるのは、発見タブと言われるものです。

発見タブはインスタの左から2番目にある🔎マークのところに表示される投稿のことを指します。


インスタグラムの独自のアルゴリズムによって個人個人にレコメンドされています。

実は、ここの発見タブが一番重要なのです。

というのも、下の写真のように、弊社のアカウントの中で大規模なリーチ記録した投稿は、発見からの流入が必ず1番多くなっているからです。

この発見からの流入を多くするためには、日々の仮説検証が大事で、インサイトを見ながらどのような投稿が伸びるのかという分析がかかせません。

この分析方法については機会があるときにまたお話ししたいと思っています。

◎フォローにつなげるための工夫
最終的に1つ1つの投稿でリーチを狙いにいくことが大事なことを前提とした上で、プロフィールの全体を整えるとフォロワーを獲得するのに効果的なんです。


下の画像は、投稿の全体がグラデーションっぽくなっていることがお分かりでしょうか?

フォローをするときに、おそらく多くの人はプロフィール画面を訪れ、スクロールして過去の投稿を見るはずです。

そのときに、このようにグラデーションになっていると目が惹かれやすく、

フォローに結びつきやすいという利点があります。

このように些細な工夫を行うことで、プロフィールを訪れた人の中から高確率でフォローに繋げることができます。

✔︎最新!Reels(リール)機能

2020年8月に発表されたのがインスタグラムの新機能「リール」
この最新の機能をビジネスにうまくビジネスことで、先行者利益を獲得できる可能性があります。

そもそもリールとは、最大15秒という短い時間の中で、音楽やカメラエフェクトなどを駆使して動画を投稿できる機能です。

かつで動画はホームビデオカメラで撮影して保存して、あとで個人的に見返すものでした。
しかし、今はスマホで簡単に動画撮影はもちろん、その編集や保存も簡単に行えるようになりました。
その手軽さと、写真では発信できないおもしろさが相まって、10代から20代の若者を中心にリール機能は人気を集めています。

まだリールをビジネスに活用できた事例は少ないです。
ここで成功すれば、競合よりかなり優位に立つことができるでしょう。


◎「たったの15秒」という強み

リールが人気を博している背景には最大で15秒という動画の短さがあります。


常に多くの情報に囲まれながら生きる現代人の生活様式の変化に伴い、動画視聴の仕方にも変化が起こっているのです

スマートフォンの利用が当たり前になったことで、皆さんは常にインターネットやSNSで最新の情報を入手し、様々な情報触れながら過ごしています。
上のグラフの通り、インターネット利用時間は10代~20代を中心に長期化しています。
皆さんは知らず知らずのうちに、かなりの情報量を毎日吸収しているんです。

その結果、一つのことに対する集中力は低下している傾向にあり、長い時間にわたる動画視聴に対し抵抗を感じる方が増加しています。

またNetflixやAmazonプライムビデオなどの映画・動画配信サービスを利用されている方も多いのではないでしょうか?

このサービスを利用している方には、映画も1本最後まで見通すことよりも、隙間時間で途中まで見てまた時間ができたときに再開するという見方をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このように情報時代を生きる現代人の生活様式により、より短い動画の視聴時間が好まれるようになりました

15秒は集中することなく眺めるような感覚で動画を楽しむことができます。
その上インスタグラムのリール機能は、スワイプせずとも次から次へと異なる動画が連続的に現れます。

集中する必要もなければ、スワイプする必要もない。
まさに忙しい方たちにとっては打って付けの動画視聴の方法なんです。

15秒という短い時間には大きな意味合いが含まれているのです。


◎「オリジナリティがいらない」という強み

動画の共有サービスとしてインスタグラムのリール以外にYouTubeが存在します。
YouTubeは2005年から存在し、今やYouTuberという職業も聞き慣れるようになりました。

それでもなお、なぜリールは人気なのでしょうか?

それはリールにはオリジナリティがいらない、という従来の常識を覆すような強みがあるからなんです。

YouTubeの動画や企画ではオリジナリティが強く求められていました。
既存の企画に乗ることは「二番煎じ」とされ、人気を集めることはありませんでした。

それに対しリールでは「二番煎じ」に意味があります。
リール上の人気曲やトレンドのダンスや動画チャレンジに取り組むことが人気の条件なのです。

つまりオリジナリティがあまり求められていないことが、参加への障壁が低さにつながり、より多くのユーザーに使われるようなアプリになりえたのです。

また技術面においても参入のハードルが低い特徴があります。
YouTubeの動画編集は別のアプリの使用はもちろんのこと、高額の資金を出して編集を外注するケースも少なくありません。

それに対し、TikTokでは音楽をつけることや動画の加工、フィルターの利用など動画編集に必要な要素が全てアプリ内で完結します。
この簡単さもまた人気につながっているのです。


◎短期間で強い影響力を持つ

リールを用いた動画投稿の強みはその短期間での影響力です。

実際に私たちの運用するアカウントでリールを投稿しました。
この投稿がインスタグラム上で大人気となり、2週間で177万回再生を達成しました。

同アカウントで実施したリールが3~10万の再生回数であったことと比較してもその大きさは明らかです。

そして上のグラフにある通り、このリールの人気がフォロワーの急増につながりました

リール投稿前までは1日平均100人しか増加しなかったフォロワー数が、リールがインスタグラム上で人気になったことで1日平均220人にまで増加しました。

たったの1本のリール投稿で短期間のうちこれほどの影響力を持つのです。


✔︎フォロワーに気軽に見てもらえる!ストーリーズ機能

ストーリーズ機能とは24時間限定で公開される投稿のことを指します。

手軽に投稿できるだけでなく、フィルターやエフェクト、GIFの追加など自分らしく編集できることも人気で、ストーリーズのみ利用するユーザーも増えているほどです。

このストーリーズ機能は1日限定でしか公開されないため、ビジネスにおいては工夫して使用することが求められます。


◎フォロワーの意見をヒヤリング!

アンケート機能やコメントボックス、クイズ機能などがストーリーにはあるので、それを活用すると、インサイトだけでは知ることができないフォロワーの特徴を知ることができます。

・アンケート機能
2択の選択式のアンケートで、それぞれの回答率がすごくわかりやすく表示されます。

・コメントボックス
コメントボックスだと、アンケート機能やクイズ機能に比べて、文章を打ち込む回答数が減ってしまう傾向がありますが、より細かなユーザーの嗜好について知ることができます。

・クイズ機能
4択までならクイズも作ることができます。

このようにクイズとして、楽しいコンテンツとして、ユーザーに価値を提供することができます。

また、アンケート機能は2択で選択肢が少ないと感じることが多いです。
パーセンテージで出てきませんが、それぞれの回答数はわかるので、3択以上のアンケートを実施するのにも使えます。

◎外部のサイトと一体化

ビジネスでストーリーズを活用する際にはURLリンクをストーリーズに追加して利用することをおすすめします。

ストーリーズには1万フォロワー以上のアカウントのみ簡単に外部のURLリンクを追加する機能が付いています。
新しい商品の情報やフォロワーに読んでほしい記事など、インスタグラムを離れて外部のサイトに飛ぶ必要があるもののURLを貼って使います。

この機能を使うことで、フォロワーをストーリーズからそのまま外部のホームページに誘導することが可能になります。

さらに実際に長いURLがベタで記入するのではなく、上の写真のように「Swipe up」や「もっと見る」などの短文メッセージをストーリーズに表示させることができるので、ストーリーズの見栄えもきれいなままなんです。

このように、ストーリーズ機能を用いることでインスタグラムと外部の媒体を一体化させることが可能になるのです。

✔︎フォロワーをファンに!ライブ機能

インスタグラムにはライブ機能もあります。
ライブ機能とはその名の通り、ライブ配信を行うことができるサービスです。

このライブ機能はフォロワーのファン化とユーザーとの距離を縮めることに非常に効果的です。


◎フォロワーのファン化

「ファン」と聞いて皆さんは何を連想されますか?
歌手や芸能人を連想される方も多いかもしれません。

また、SNS上で熱狂的なファンを集めることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ビジネスにおいてファンは芸能人に限った話ではありません。
そしてこうした顧客のファン化は案外身近に存在しています。

例えばテレビでよく見かける、番組出演者と視聴者が一体となって同じ掛け声をすることもファン化の行動の一つです。
2000年まで放送されていたお昼の長寿番組に「笑っていいとも!」があります。

この番組の司会者であるタモリさんが、現場の観覧者やテレビの視聴者に向かって「笑って!」と呼びかけると、視聴者は一斉に「いいとも!」と答えましたよね。

このように一斉に同一の掛け声をすることは、「笑っていいとも」制作者からすると

視聴者をファン化、つまり視聴者との距離を縮めることに成功している例だと言えます。

インスタグラムにおいても、同様の話が言えます。
「フォロワーのファン化」とは、フォロワーとの距離を縮め、アカウントの投稿やブランドに定着させることを指します。

これはアカウントから先述のショッピング機能等を用いて商品を販売する際に、スムーズに行えるメリットがあります。


◎ユーザーのニーズをリアルタイムで知る

ライブ機能を用いると、ユーザーとのリアルタイムのコミュニケーションが実現されます。

これは、ライブに参加した視聴者は、登壇者に対して質問やコメントを残すことができるからです。
さらには申請することでライブに視聴者も参加することも可能なのです。

ライブ中に投下されたコメントや質問はリアルタイムで表示されたユーザーのニーズです。

こうしたユーザーとのインタラクションを通じて、ニーズを瞬時にライブに反映できることこそがライブ機能の強みです。

実際に私たちの運用するアカウントでも2週間に1度、30分程度でインスタグラムでライブを実施しています。
特に中学生や高校生のフォロワーの多い勉強に関する投稿をアカウントであることから、現役東大生をゲストとして登壇してもらっています。

ライブでは、事前にアンケートでニーズの高かった、「東大生が実際に行っていた勉強法」や「学習計画の立て方」毎回異なるテーマについてお話し、フォロワーにリアルな声を届けています。

もちろんコメントや質問を残せる機能を生かし、ライブ視聴者との対話形式のライブも実施しています

中高生のフォロワーが知りたいこと、つまり私たちが届けるべき情報を知る場としてもこのライブ機能は非常に重要な時間なんです


✔︎ビジネスには欠かせない!ショッピング機能


まずご紹介したいのがインスタグラムのショッピング機能(Shop now)
これはインスタグラムの投稿に商品情報をタグ付けして利用することができる機能です。

時代に応じて消費者の購買行動は大きく変化してきました。
特に最近はコロナの影響もあり、店頭に出向かない購買方法が主流になりつつあります。


これまで店頭購入以外の方法として代表的なものとして「ジャパネットたかた」をはじめとするテレビショッピングがありました。
消費者はテレビ上で商品の魅力をわかりやすく伝えられた上で、商品を買いたい場合はコールセンターに電話するものでした。

しかし、最近は年々テレビの視聴数、視聴時間は減少しています。

また上の図の通り、顧客が購買の意思決定に主体的になっているという変化もあります。
企業側が情報提供するよりも、顧客が自ら情報収集し購買を検討するようになりました。

この結果、情報提供が一方通行であるテレビショッピングは時代に見合わなくなりました。

テレビショッピングに代わり急速に拡大したのが、インターネット上での出店や出品です。
Amazonや楽天市場、各アパレルメーカーも独自のプラットフォームを有しています。

しかしもうインターネットに出品・出店するだけで満足していてはいけません。
消費者がよりインタラクティブに、主体的に情報収集するようになったためです。

この消費者行動の変化に最も見合っているのがインスタグラムでお買い物機能です。

インスタグラムにはユーザー同士インタラクティブな情報のやり取りに強みがあります。
それだけでなく、インスタグラムのショッピング機能には、これまでの媒体にはない強みを持っています。


◎ターゲットを定めたアプローチができる

従来のテレビショッピングの強みは番組を通じて不特定多数の顧客に商品の魅力を伝えることでした。
ただ、番組の放送時間に限られていたため、その時間に視聴していない顧客には届くことはありませんでした。

さらにテレビで放送されるため、商品の情報提供を特定の年齢層や性別に絞ったターゲティングはほぼ不可能でした。
従ってターゲットとしている顧客に商品情報が届かない可能性が非常に高く、無駄の多い広告手段であったと言えます。

それに対し、インスタグラムの強みはターゲットを絞って広告を打てます。
広告を打つ時に、ターゲットを選定できることはもちろん、普段の投稿からもターゲットに合わせた投稿をすることで効率よく集客をすることができます。



「上記のグラフにもある通り、インターネット利用時間のうちの3分の1をSNSに利用しているデータがあり、この割合と時間は増加することが見込まれています。

さらにハッシュタグや投稿内容を工夫することで、簡単に特定のターゲットに商品の情報や魅力を届けることができます。
このようにインスタグラムは特定のターゲットに対してより多くの接点を持つことができるという強みがあります。」



ビジネスにおいて無駄なコストを減らすことができて非常に効果的です。


◎商品購入までの導線が短い

インスタグラムではショッピング機能が商品購入までの動線の短いので、購買機会の増加につながります。

通常のオンラインショッピングでは、インターネット上で気になった商品があっても、顧客が自分で調べて購入する必要がありました。

それに対しインスタグラムのショッピング機能を用いると、ユーザーは気になった商品にタグ付けされた商品情報をタップするだけで直接ECサイトに飛び、購入することができます。

投稿に直接タグが付いているため、上の写真のようにモデルさんが着用している服についているタグをタップするだけで購入できるんです。

この特徴により顧客にとって購買までの時間や手間が解消されました。
そしてこの手軽さは顧客の購買機会の増加にもつながるため、ビジネスにとっても非常に有効なんです。

さらに、インスタグラムのショッピング機能ではテレビのような一方的な情報伝達ではなく、顧客側が自らハッシュタグ等を用いて情報収集しています。
そのため、顧客にとって無駄な情報も減り、購買の確度も高まります


📱TsuzucleからのTips📱
テレビショッピングは近い将来、インスタグラムに完全に代替される可能性が非常に高いです。

テレビショッピングの魅力には、直接人が商品の魅力をライブで説明する点もありました。
人が説明することで商品の使い心地がわかりやすく説得力が増すというメリットもありました。

しかし、この強みもインスタグラムによってカバーできるんです。
インスタグラムにはライブ機能があります(詳細後述)。ライブ機能では直接ユーザーに対して人が商品の魅力や使い方を説明できます。

従ってテレビショッピングの魅力がそのままインスタグラムでも使えるようになるんです。

実際にすでに新商品の開封動画のライブは人気を博しています。
このように「人が伝える魅力」の手段が「テレビ」から「スマートフォン」へ変化しつつあり、テレビショッピングがインスタグラムに代替される日は遠くないと考えています。


◆まとめ


最後まで読んで下さりありがとうございます!
インスタグラムの機能、そしてビジネスでの機能の効果的な使い方について少しでもお分かり頂けましたら幸いです。

多様化するインスタグラムの機能についていくことはもちろん、ビジネスにいち早く導入することが、競合との差別化につながります!

ぜひ皆さんもインスタグラムの機能を活用してみてください!