企業価値を高めるには、大きく3つが考えられます。


①収益性の向上
②投資効率性の向上
③財務の最適化

短期・中長期の取り組みが必要となりますが、
今回は特に重要な「収益性の向上」についてご紹介できればと思います。

①収益性の向上
企業価値を向上させるには、「収益性の向上」が先決です。収益性を向上させるには、売上高の向上や、売上原価、販管費、営業外費用の削減が必要になります。

その方法の例として、以下のものがあります。


戦略見直しによる売上高の向上
・ビジネスモデルや事業ポートフォリオの見直し
・顧客満足度の向上
・営業力の強化


現在のビジネスモデルの限界値はどうなのか?
サプライチェーン、事業の多角化、M&Aの手段(目的ではない)などの検討。
また、短期的には既存顧客へアップセルやクロスセル、中長期的には新規顧客への取り組み方。

業務効率化によるコスト削減
・外注費用の見直し
・仕入れ先の集約(共同仕入れなど)
・生産工程の見直し
・管理の徹底(生産性を高める)

主に費用の見直し、テコ入れ順となります。
責任者のコスト意識が薄れているようだとダメです。
コスト削減が利益になる事の意識をワークさせていく事が重要となります。

収益向上のための主なモニタリング財務指標
・売上高伸び率:最新期売上高÷前期売上高
・売上総利益率:(売上高ー売上原価)÷売上高
・売上高営業利益率:営業利益÷売上高
・売上高経常利益率:経常利益÷売上高

経営評価を可視化してワークする事が大事です。
あと1%を踏ん張れるやり切れるような企業・組織作りが企業価値を上げる事に繋がります。


業種によって特徴があるので、上場している類似業種の決算書や決算説明会資料などで比較検討してみるのも良いと思います。
類似企業と比較すると、粗利が低かったり、費用がかかってたり、改善できる事も多いと思いますので、みなんさんも取り組んでみてください。


弊社でお手伝いする事もできますので、お気軽にご連絡ください。