すっかりご無沙汰しております、まいこんです*
私ごとですが、現職の正社員雇用を副業に切り替え、年明けから本格的に、個人事業主としての活動を始めることにいたしました!
少しだけ、この数ヶ月の私の変化についてお話しせてください。なかにはちょっと、しんみりしてしまうようなお話も混ざっているので、プレゼン前の休憩時間など、エネルギーが必要なタイミングで読むことはお勧めいたしません(笑)
学生時代にナオさん著「7つの制約に縛られない生き方」と出会って以来、時間・場所・お金に縛られない生き方がしたいと願ってきたものの、「まだ今の自分はスキルも足りていないし、実現するのは少し先の話だろう」と、心のどこかで思っていました。
でも、9月に最愛の祖父をガンで亡くしまして。人生や命について、とことん考えさせられました。
人懐こくて散歩と民謡を歌うことが大好きな祖父でしたが、膵臓ガンを宣告された数週間後に脳梗塞を併発し、半身麻痺に。そこから急遽入院生活が始まったのですが、コロナ下で家族は面会も簡単には許されず。。。入院から2週間後にやっと、面会が実現しました。
ところが。
病室にいくと、祖父の姿が見当たらないのです。病室の番号はあっているはずなのに。
するとその時、先にお見舞いに来ていた父が現れ、目の前の老人に「お父さん」と声をかけました。頭が真っ白になり、言葉も出ませんでした。あまりにも変わり果てた姿で、祖父のことがわからなかったんです。
その事実を知ってもなお、頭の中で描いていた祖父の姿と、目の前の老人の姿を同一人物だと認識するまで、15分ほど時間が必要でした。
大好きだったご飯も、自分の力では食べられない。ちょっと得意げに民謡を歌って聞かせることもできない。散歩で出向いた先々で人と対話を重ねることもできない。
希望を全て奪われてしまった祖父は、生きることを諦めてしまったんです。「病は気から」。このことを、まざまざと感じさせられた出来事でした。
キュブラー・ロスの死別のカーブに見られるような反応は、祖父のガンを知ったときに一通り終えていました。それ以上に、ただただ死に向かっている祖父の様子を見続けることが、何よりも辛かったです。
そんな経験を通して、本当の意味で、人生が有限であること。「今」があることや、当たり前の日常を送れることが、どれほど豊かなことなのかに気づくことができました。
未来への希望や夢も大事だけれど、瞬間瞬間を全力で、味わいながら生きていきたい。そのために、心の羅針盤が示すままに「選択」できる環境を整えることが、私にとって最も優先すべきことだと考えました。
だから、正社員を辞めます。これからは、横川真依子という一人の人間として、「壮大な人生の冒険」に乗り出します。
もちろん正社員が悪いとは決して思ってはいませんし、今の職場仲間との時間も、ご縁も、引き続き大事にしていければと思っています。ただ、全ての選択に自分で責任を持って生きていける環境が、今の私には必要でした。
長くなりましたが、ここまで読んでくださったみなさまへ。大切な人生のひとときを、こうしてご一緒してくださることに、心からの愛と感謝を込めて。