先日、ニューヨークワイン&グレープ財団主催の「ニューヨークワインテイスティングセミナー」に参加してきました。

このセミナーは、ニューヨークの文化に根付いているニューヨークワインの進化、多様性、繊細さをワインテイスティングを通して体験してもらおうと、飲食店で活躍されている現役のソムリエや、ワイン関連のメディアの皆さんを招いて開催されました。

講師はコンラッド東京でエグゼクティブソムリエを務める森覚さん。森さんは数々の権威ある国際的ワインコンクールで受賞し、日本のワイン界を牽引するソムリエのおひとりです。日本ソムリエ協会の技術研究部長でもいらっしゃる森さんは、ソムリエ協会の例会では500人規模の聴講者を相手にお話しされることも珍しくない方ですが、今回はソーシャルディスタンスに配慮して、たった15名でお話を伺うというとても贅沢な機会となりました。

そして、Lab.のメンバーであり、日本でもっともニューヨークワインを取り扱っているGO-TO WINEの後藤芳輝さん @Yoshiki も登壇されました!


セッションは2つあり、私が参加したセッションは「NYワインの最新トレンド」というテーマ。

まず、我らが Yoshikiさんがニューヨークワインの概要を説明してくれました。

現在、日本で流通しているニューヨークワインの約90%はGO-TO WINEの取り扱いなのだそうです。つまり、今ニューヨークワインを飲みたければ、Yoshikiさんにお世話になるしかないのです!


ニューヨークワインの生産量は、アメリカ国内で第三位。ニューヨーク州には471のワイナリーがあり、家族経営の小規模ワイナリーがほとんどだということです。生産量も多くはないので、これまでは州内で消費されることが多かったニューヨークワインですが、NYCの高級レストランのワインリストにもオンリストされ、ワイン愛好家や食通のあいだで、その評価が高まるにつれて、国外への輸出も年々増えているそうです。


ニューヨーク州は札幌と緯度が同じくらいでとても寒い地域。ただ、州内の二大産地であるフィンガー・レイクス(内陸:オンタリオ湖を挟んでカナダに近い)とロングアイランド(大西洋岸)は、湖水効果や大西洋の暖流効果で寒さがいくぶん和らげられ、冷涼なブドウ産地の特性を発揮した、繊細でエレガントな味わいのワインを産出しています。



当日は、赤白合わせて8種類のワインをティスティングしました。


なかでもフィンガー・レイクス産のリースリング(白ワイン)は特に秀逸で、Hermann J. Wiemer Vineyardのドライ・リースリングについて、講師の森さんは「味わいのアタックは穏やかで、後半に酸と苦味、甘味がバランスし、最後に酸の緻密さが口内に広がる」とコメントされていました。合わせるお料理はホワイトアスパラガス(ちょうど4月上旬だったので旬の食材ですね)やレモンバターソースと合わせたホタテのソテーがおすすめだということ。個人的には心地よい苦味と酸の絶妙なバランスが印象的なワインでした。


もうひとつは、カベルネ・フラン(赤ワイン)🍷 フランスなど他の生産国では他の品種とブレンドすることの多い品種ですが、ニューヨークでは単一品種でワインが作られています。

Lamoreaux LandingのT23 アンオーク カベルネフランについて「アルコール度数が12.8%とライトながら、ワインとして成り立っているのがニューヨークワインの特長」と森さんはおっしゃいます。飲み口は軽いけど深みのある味わいで、いわゆる「薄うまワイン」のお手本のようだとコメントされていました。


今回は、Yoshikiさんとのご縁で非常に貴重な機会に恵まれ、たいへん勉強になりました。ワインは本当に奥深いものですね。しかし、ニューヨークワインの国内トッププレーヤーがこんなに近くにいてくださることは心強い限りです!

向学のためにますますワイン🍷を飲まなくては、と気持ちを新たにしたセミナーでした。

Drink NY🗽

↑森覚さんとヨシキさんの2ショット。こんな写真を撮らせていただけるのも少人数セミナーならでは。ありがとうございました✨