地元である名古屋でサウナに行こうとして、あまりの女性サウナーの迫害されっぷりに驚いた。どこに突撃しても、男性専用なのだ。ウェルビー、フジ、有名どころは殆どだ。なんということでしょう。栄のサウナラボが21:00に閉まることを知らずに、のんびりとバーでジャズの生演奏を楽しんでいた私と親友はサウナジプシーとなってしまった。

仕方なく、ドーミーイン(栄)にチェックインしてサウナに入った。めちゃくちゃ温度が高く、管理に失敗しているのか知らないが百度くらいあり、もう耳がジリジリ焼けてきて死ぬかと思った。ただ、繁華街のビジネスホテルなのに露天風呂があり、外気浴は秋の風に包まれ最高だった。ちなみに親友にも夫と子ども達が居るが、夫に不倫された(不倫女慰謝料裁判中)らしく、日頃から外泊が許可されている。夜中まで、「いつまでもモテる男の妻」という共通の苦労を分かち合いながら眠りについた。

ゆっくり目覚めた後は名古屋から京都へ移動して、日本医療マネジメント学会に参加した。さっそく翌日の発表会場を下見して、イメトレした。それから企業の出展ブースを練り歩くと、案の定お付き合いのある業者がおり「奥様!」と話しかけられたので、塩対応しておいた。私は私を院長の付属物のように捉える人間には塩対応すると決めている。

初日の学会の後は、従業員と二人で知る人ぞ知る「ネーゼ」でイタリアンを食べた。カジュアルで美味しいのに、席数が少ないため平日でも予約が取りにくい京都の名店だ。その後、冷たい夜風に心地よさを感じながら十分ほど歩き、ホンダラボの玉井さんのバーへ到着した。

同じ学会に来ていた医療ベンチャーの業者も加わり、みんなで楽しく飲んだ。玉井さんは、ひと手間かけたおつまみ(スモークナッツやオリーブのコンフィなど)と、とっておきのシャブリを出してくれた。もちろんフードも充実していて、お腹いっぱいイタリアンを食べてしまったことを後悔した。全てがソファ席となっている居心地の良い空間で、次世代医療ソリューションに関する真面目なトークも盛り上がり、もう3時間ほど滞在していた。

従業員を遅くまで院長夫人に付き合わせてはいけないと、私以外のメンバーをホテルに帰して、玉井さんと二人でホンダラボの魅力について話した。玉井さんは私のブログを読んでいて、夫婦関係を心配してくれていた。すると、タイミングよく院長からオヤスミ電話がかかってきた。どうやら夫婦の会話から溢れ出ていたらしいラブラブっぷりに、玉井さんは安心したようだった。

そんな優しい玉井さんは、私がタクシーに乗るまで見送ってくださり、最後のセリフは「(ブログに書くなら)お手柔らかに」だった。こんちゃん、辛口すぎて警戒されまくりだ。そろそろ自重しようかと思っている。

翌朝はスパリブのおかげでスッキリと目覚め、午後の私の発表は質問も多く盛り上がった。いろんな意味で院長に似た愛知県の某病院の理事長ともシンパシーがあり親しくなった。新型コロナの影響があるにも関わらず参加者が多く交流が盛んで、たまにはリアルの学会も良いものだと感じた。




(名古屋のサウナラボは閉店が早いので要注意)